現場リーダーが育たない会社に足りない“たった1つのこと

「若手は言われたことしかしない」
「ちょっと目を離すと、現場が止まってる」
「結局、自分が全部見ないと不安…」
そんな悩み、現場をまとめる立場になった人なら、誰しも一度は感じたことがあるはずです。
特に建設業のような実務中心の世界では、「リーダー」と言われてもピンとこない人も多いのが現実です。
でも、組織として成長していくには、**“現場を任せられる中堅”**の存在が不可欠。
ではなぜ、リーダーが育たないのでしょうか?
その原因は…「任せる文化」がないから
技術もある、人柄もいい、でも“リーダーっぽく動けない”。
それは多くの場合、**「任せられた経験がないから」**です。
つまり、リーダーとして育たないのではなく、育てる“土壌”が整っていないだけなんです。
✅ リーダーを育てる“たった1つのこと”
それは――
「あえて任せる」こと。
たとえば、
- 小さな現場の段取りを任せてみる
- 若手の指導を託してみる
- お客様とのやりとりを任せてみる
もちろん、最初はうまくいかないこともあるでしょう。
でもそこで大切なのは、**“失敗させてあげる勇気”と“任せた後のフォロー”**です。
📍よくあるNGパターン
リーダーが育たない会社には、こんな特徴があります:
①「全部自分でやった方が早い」と思ってしまう
→ 確かにその通り。でも、それを続けると“永遠に自分だけが回す体制”に。
②「やらせて、うまくいかなかったら怒る」
→ 人は怒られると萎縮します。任されたこと自体が嫌になる原因に。
③「曖昧な指示で任せた気になっている」
→ 「とりあえずやっといて」では、何をどう進めればいいのか分からない。任せるなら、ゴールと目的は明確に。
🎯「任せる力」は会社全体の成長エンジン
小さなリーダーを育てることは、将来的に会社全体の“考える力”を底上げすることにもつながります。
たとえば:
- 朝礼や段取りの進行を任せてみる
- 1現場の責任者として「施工→報告」までを一貫して任せる
- 現場で起きた問題に対して、自分なりの判断を求めてみる
最初は不安でも、人は「信じてもらえた」と感じたとき、一気に変わります。
技術ではなく、“責任”を少しずつ経験することで、確実にリーダーとしての意識が育ちます。
💬 現場リーダーを育てるための3つのステップ
- まずは“小さく”任せる
→ たとえば、資材の準備や現場の開錠・施錠など - 任せたら、失敗も含めて見守る
→ あえて口出ししすぎず、「失敗してもOK」という空気をつくる - 終わったら、必ず「振り返りの場」をつくる
→ 「何がうまくいったか」「次はどうしたいか」など、考えさせる時間が成長を加速します

まとめ:リーダーは“勝手に育つ”ことはない
「なんで、やる気あるやつが育たないんだ?」
「技術はあるのに、頼りないな…」
そう感じたら、問いかけてみてください。
「自分は本当に“任せて”いるか?」と。
リーダーがいないのではなく、
“リーダーに育つ機会”が与えられていないだけかもしれません。
任せることは、手放すことではありません。
信じて、任せて、育てること。
それが、現場の未来と会社の未来をつくります。