電気通信工事の現場で使われる主な資材と工具 ~施工の品質と効率を支える基本アイテム~

こんにちは!
今回は「電気通信工事の現場で使われる主な資材と工具」について詳しく解説します。


目次

1. はじめに

電気通信工事では、ケーブルや機器の種類だけでなく、施工に使う資材や工具の選定・使い方が工事の品質と効率に大きく影響します。
ここでは、現場でよく使われる代表的な資材と工具を紹介し、それぞれの特徴や使い方を解説します。


2. 主な資材

2-1. ケーブル類

  • LANケーブル:Cat5e、Cat6、Cat6aなど、用途や通信速度に応じて使い分けます。
  • 光ファイバーケーブル:長距離・高速通信に使われます。脆いため取扱いは慎重に。

2-2. 配管・配線材

  • PF管(ポリ塩化ビニル管):ケーブル保護用の配管。柔軟性と耐久性が特徴。
  • モール:壁面に貼り付けてケーブルをまとめるための樹脂製チャンネル。見た目を整え、配線保護も。

2-3. 端子・継手類

  • コネクタ・プラグ:LANケーブルの先端処理に使います。RJ45コネクタが一般的。
  • 継手:光ケーブルや配管の接続に使い、配線の継続性と保護を確保。

2-4. 通信機器・周辺資材

  • HUB(ハブ)・スイッチングハブ:LANの信号を分配するための機器。
  • 無線アクセスポイント(AP):無線LANの電波を発信する装置。
  • ラック・キャビネット:機器を整理・収納し、メンテナンス性を向上。

3. 主要な工具

3-1. 基本工具

  • ケーブルストリッパー:被覆を剥くための工具。切れ味と使いやすさが重要。
  • 圧着工具:コネクタをケーブルに圧着するための専用工具。
  • ケーブルテスター:配線の通電チェックや導通確認に使います。

3-2. その他工具

  • モールカッター:モールを適切な長さに切断するための工具。
  • ドリル・電動ドライバー:配管やラック設置のための穴あけ、固定に使用。
  • 巻き尺・レーザー距離計:配線長の測定や設置位置の確認に活躍。

4. 資材・工具の使い方と注意点

4-1. ケーブルの取り扱い

LANケーブルや光ファイバーケーブルは細心の注意が必要です。特に光ファイバーは曲げ半径が厳しく制限されており、折れや断線を防ぐため、適切な取り扱いが求められます。
また、LANケーブルはノイズを避けるため電源ケーブルとは一定距離を保つ必要があります。これを守らないと通信品質が落ちてしまいます。

4-2. 配管・配線の施工ポイント

PF管やモールは、配線の保護だけでなく美観やメンテナンス性も考慮して設置します。モールは接着剤やビスで固定し、取り外し可能な構造にすることも多いです。
配管内にケーブルを通す際は、摩擦や引っ掛かりを防ぐために潤滑剤を使用することがあります。

4-3. 工具の使い方

圧着工具は正確な圧力でコネクタを固定しないと、通信不良の原因になります。使用前には必ず調整や動作確認を行いましょう。
ケーブルストリッパーは適切なサイズを選び、被覆を傷つけずに剥くことが重要です。


5. 施工品質を上げるためのコツ

  • 事前準備の徹底:資材や工具の種類、数量は余裕を持って準備。
  • 整理整頓:現場の安全と効率化のため、工具や資材は使いやすく整理。
  • 作業手順の遵守:決められた手順を守ることでミスを防止。
  • チーム内コミュニケーション:施工中の疑問点や変更は即時共有。
  • チェックリスト活用:施工後の点検項目をリスト化し、漏れなく確認。

6. 資材・工具の品質管理と安全対策

現場で使う資材や工具は品質管理がとても重要です。安価で粗悪な資材を使うと通信障害の原因となり、工事の信頼性を損ねてしまいます。
資材は信頼できるメーカーや仕入先から購入し、規格や認証を確認することが欠かせません。

また、工具のメンテナンスも安全確保のため必須です。刃物の切れ味が悪いと怪我につながるほか、施工ミスも増えます。日常的な点検と清掃を習慣づけましょう。

さらに、現場では作業員の安全対策も欠かせません。ケーブル配線中の足元の整理、適切な保護具の着用、電気機器の取扱い時の注意など、安全教育も徹底してください。


7. 最新技術と資材のトレンド

電気通信工事の現場では、IoT機器の普及に伴い新しい資材や工具も増えています。例えば、光ファイバーの接続技術はより簡易で確実なものが開発されており、施工時間の短縮に寄与しています。

また、無線技術の進化で無線アクセスポイントの設置も増加しており、設置用の特殊工具や測定器も多様化しています。

今後はAIを活用した施工支援ツールや遠隔点検システムの導入も期待されており、資材・工具の選定基準も変わってくるでしょう。


8. まとめ

電気通信工事における資材や工具は種類が多く、現場や工事内容に応じて適切に選択・使用することが求められます。
正しい使い方と施工のコツを押さえ、現場の安全性と作業効率を高めることが、良質な工事の基本です。

最新の技術や資材の動向にもアンテナを張り、常に品質と安全を意識した施工を心がけたいですね。

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