社長が忙しすぎる会社の共通点と改善策

「なんでウチの社長は、朝から晩まで現場に出てるの?」
「社長がいないと何も決まらない」
「社長の仕事、誰も分かってない…」
こんな状態になっている会社、意外と多いですよね。
特に中小の建設会社では、「社長=現場監督=営業=経理=総務」なんて状況も当たり前。
実際、社員より社長のほうがずっと多く働いている、というケースもよくあります。
でも、この状態を放置していると――
・社員が育たない
・業務が属人化して止まる
・経営判断が後手に回る
と、会社の成長にブレーキがかかってしまいます。
今回は、そんな“社長が忙しすぎる会社”にありがちな共通点と、今すぐできる改善策をお伝えします。
✅ 共通点①:「社長が全部やった方が早い」文化
職人あがりの社長や、スタートアップ時代から自分で全部回してきた社長に多いのがこれ。
確かにその通りです。
でもそれを続けている限り、社長しか判断できない・動けない会社になってしまいます。
社員も「どうせ社長がやるから」と、消極的になりがち。
これは社長にとっても、会社にとっても損な状態です。
✅ 共通点②:「仕事の割り振りが“なんとなく”」
- 現場の調整はAさんが何となくやってる
- 書類はできる人がそのときにやる
- 新人教育も手が空いた人がちょこちょこ見ている
このように、業務分担が明確じゃないと、結局「分からないから社長に聞こう」となり、どんどん社長に仕事が集まります。
✅ 共通点③:「見えない仕事」が多すぎる
現場に出て、帰ってから見積もりをして、夜はLINEで段取り連絡…。
社長業の大半は「誰にも見えない仕事」でできています。
その結果、
- 頼まれた仕事が遅れる
- 社員が「今ヒマそうだな」と思って話しかける
- さらに社長が忙しくなる
という“負のループ”が起きがちです。
✅ 改善策①:「やらなくていい仕事」をまず書き出す
改善の第一歩は、社長自身の仕事を“見える化”することです。
たとえば、1日の業務を書き出してみると:
- 8:00〜現場へ
- 12:00〜役所で書類提出
- 15:00〜業者と打ち合わせ
- 18:00〜見積作成
- 20:00〜社員からのLINE対応
…この中に「他の人でもできる仕事」が絶対にあります。
まずはそれを**“任せる”対象としてピックアップ**しましょう。
✅ 改善策②:「任せるルール」をつくる
任せるといっても、最初は不安もあるはずです。
なので、いきなり全部渡すのではなく、以下の3ステップがおすすめです。
- 繰り返しが多い仕事から選ぶ(例:見積補助・資材発注など)
- 最初だけ手順書・チェックリストをつける
- 必ず“確認のタイミング”を設ける(例:「提出前にLINEで確認」)
これだけでも、社長の時間が“1日1時間”でも空けば大きな変化です。

✅ 改善策③:「“社長の仕事”を定義する」
いちばん大切なのは、社長しかできない仕事に集中すること。
たとえば:
- 経営判断(価格戦略、顧客との契約)
- 組織づくり(採用、人材育成)
- ブランド力強化(元請け化、新事業開発)
忙しい=経営がうまくいっているとは限りません。
“動いてるけど進んでいない”会社にならないように、社長の役割を見直すタイミングです。
✅ まとめ:社長が忙しい会社は、止まりやすい
社長がフル回転している会社は、一見「頑張っている」ように見えますが、
実はとても**“止まりやすい会社”**でもあります。
- 社長が病気をしたらどうなる?
- 大型案件がきたら対応できる?
- 社長がいないと見積もできない?
これらの課題は、**“今の延長線上に成長がない”**ことを意味します。
だからこそ、時間のあるなしではなく、
「社長しかやっていない仕事を減らす」=未来への投資なんです。
まずは今日、10分だけ「やらなくてもいい仕事」を書き出してみませんか?
そこから、会社の未来が変わり始めるかもしれません。