若手が辞めない!建設業の現場で続けてもらうためのコツ

「せっかく採用したのに、すぐ辞めてしまった…」
「若手が育つ前にいなくなる」
「何が不満だったのかも分からない」
そんな悩みを持つ建設業の社長や現場責任者の方は、多いのではないでしょうか?
いま、どの業界でも若手人材の確保は難しくなっていますが、建設業は特に「離職率が高い業界」と言われがちです。
でも、辞める若手を責める前に、一度だけ立ち止まってみませんか?
“続けられる環境”をつくれていたかどうか。
今回は、若手が辞めにくくなる現場づくりのコツを、建設業のリアルに即してご紹介します。
✅ そもそも、なぜ若手は辞めるのか?
理由はいろいろありますが、よくあるものは次の3つです。
① 「何をすればいいか分からない」
→ 指示が曖昧、段取りが見えない、自分の役割が分からない
② 「話しかけにくい、相談しづらい」
→ 年上ばかり、会話がない、怒られるのが怖い
③ 「この先、自分はどうなるのかが見えない」
→ 将来のイメージがわかず、不安でやめてしまう
要は、「孤立」と「不安」が大きな原因です。
そしてこれは、“性格”ではなく“環境”で変えられる要素なんです。

✅ コツ①「最初の1か月」は“仕事より環境づくり”
若手が入ってきたとき、いきなり現場に放り込んでいませんか?
もちろん「現場で覚えろ」は大事ですが、それだけでは不安とストレスで心が折れます。
最初の1か月は、“仕事の理解”よりも“職場に慣れてもらう”期間と割り切ってOK。
- 一緒に昼ご飯を食べる
- 「困ったら〇〇さんに聞いていいよ」と安心できる関係性をつくる
- 「今日は〇〇をやってみよう」と1日単位で目標を伝える
この期間に「ここならやっていけそう」と感じてもらえれば、グッと離職率は下がります。
✅ コツ②「ほめる」を意識的に入れる
建設業では「ダメ出し」や「注意」はよくされますが、「ほめられる経験」はかなり少ないと言われます。
若手は特に、「ちゃんとできているか」が分からないと不安になります。
だからこそ、
- 「今のやり方、よかったよ」
- 「前より手際よくなってるな」
- 「俺も最初はそこ苦戦したよ。よくやってるよ」
こうした声かけ一つが、続ける理由になるんです。
難しく考えず、「ちょっとした成長」に気づいたら、1日1回でも声をかけてみましょう。
✅ コツ③「失敗を許す雰囲気」をつくる
若手が一番気にしているのは、「怒られること」よりも「迷惑をかけること」です。
だからこそ、失敗に対して過剰に怒る文化は、定着率を大きく下げます。
もちろん、ミスを許しすぎるのは良くありません。
でも大事なのは、「失敗したあとどうするか」を一緒に考えること。
- 「何が原因だったか、どうすれば次は防げるか」
- 「俺も前に似たような失敗したよ」と伝えて安心させる
責任を取るのは上司の役割。
「お前のせいだ」ではなく、「一緒に乗り越えよう」という姿勢が、信頼につながります。
✅ コツ④「先が見えるようにする」
若手が「辞めたい」と感じるのは、将来の自分が想像できないときです。
だからこそ、小さな“未来の道筋”を示してあげることが大事です。
- 「あと3か月でここまで任せられるようになるといいな」
- 「来年は小さな現場を1人で見てもらう予定だよ」
- 「ウチは年功序列じゃなくて、頑張った人が伸びるよ」
こうした“中長期の視点”を持たせると、本人の意識も変わってきます。
✅ まとめ:「続けたくなる現場」はつくれる
建設業は、確かに体力も要るし、覚えることも多い。
でも、それ以上に「人とのつながり」が続ける理由になる業界です。
- ちゃんと見てくれる先輩がいる
- 分からなくても聞ける雰囲気がある
- 少しでも成長したら気づいてくれる
こうした小さな積み重ねが、若手を定着させ、強いチームをつくる土台になります。
採用が難しい今だからこそ、
「辞めない現場」を目指して、一歩踏み出してみませんか?