上棟・躯体工事の流れとポイント:木造・鉄骨造の建て方をわかりやすく解説

建物の骨組みができあがる「上棟」や「躯体工事」。これが終わると、いよいよ建物の形が見えてきて、完成に向けて一気に進む段階です。でも、「実際にどんな工程を経て建てていくの?」と疑問に思う人も多いはず。今回は、木造と鉄骨造の建て方の流れや、足場の組立、屋根や壁の施工のポイントをわかりやすく解説します。


目次

1. 躯体工事の全体の流れ

まずは、躯体工事の大まかな流れをざっくり押さえましょう。

1.1 土台・基礎工事の完了後

  • 土台や基礎工事が終わると、いよいよ建物の骨組みを立てる段階に入ります。

1.2 足場の組立

  • 高所作業や安全確保のために、まずは足場を組みます。
  • 足場は、建物全体を囲むように設置し、作業員が安全に作業できる環境を作る。

1.3 躯体の組立・建て方

  • 木造の場合は、木材を組み立てていき、鉄骨造は鉄骨の柱や梁を組み立てていきます。
  • この工程が「上棟」と呼ばれ、建物の骨格が完成する瞬間です。

1.4 屋根・壁の施工

  • 躯体ができたら、屋根や外壁を取り付けていきます。
  • これで、雨や風から建物を守る準備が整います。

2. 木造と鉄骨造の建て方の流れ

2.1 木造の建て方

  • 木材の準備:設計図に基づき、木材をカット・加工。
  • 土台の設置:基礎の上に土台を置き、アンカーボルトで固定。
  • 柱の立て方:まずは外周の柱を立て、その後に内部の柱を建てる。
  • 梁の取り付け:柱と柱の間に梁を渡し、床や屋根の骨組みを作る。
  • 屋根の骨組み:小屋組みや垂木を取り付けて、屋根の形を作る。

2.2 鉄骨造の建て方

  • 鉄骨の加工:工場で鉄骨をカット・溶接し、設計通りに準備。
  • 鉄骨の搬入と組立:クレーンを使って鉄骨を吊り上げ、仮固定しながら組み立て。
  • 溶接・固定:鉄骨同士を溶接やボルトでしっかり固定。
  • 梁や柱の連結:鉄骨の梁や柱を連結し、建物の骨格を形成。

2.3 共通のポイント

  • 安全第一:高所作業や重機の操作には十分注意。
  • 精密な測量:設計通りに組み立てるために、測量や墨出しは丁寧に。
  • 仮設の補強:組み立て途中で仮固定や補強を行い、倒壊やズレを防ぐ。

3. 足場の組立とポイント

3.1 足場の役割と種類

  • 役割:高所作業の安全確保と、作業効率の向上。
  • 種類
    • 単管足場:鉄パイプを組み合わせた一般的な足場。
    • 枠組足場:あらかじめ組み立てられた枠を使うタイプ。
    • 吊り足場:高層ビルの外壁などに使う吊り下げ式。

3.2 足場の組立ポイント

  • 設計通りに組む:高さや幅、強度を設計図通りに。
  • 安全対策:手すりや安全ネットを設置し、落下防止。
  • 点検と補強:組み立て後は必ず点検し、緩みやズレがないか確認。

4. 屋根・壁の施工ポイント

4.1 屋根の施工

  • 屋根の骨組み:垂木や小屋組みを取り付けて、屋根の形を作る。
  • 防水・防風:ルーフィングや防水シートを貼り、雨漏りを防止。
  • 屋根材の取り付け:瓦や金属板、シングルなどを順番に取り付け。

4.2 壁の施工

  • 外壁の下地:防水紙や透湿シートを貼り、下地を整える。
  • 外壁材の取り付け:サイディングやタイル、塗装などを貼る。
  • 断熱・気密:断熱材や気密シートを入れて、省エネ性能を高める。

5. 施工のポイントと注意点

  • 安全第一:高所作業や重機操作は特に注意。安全帯やヘルメットは必須。
  • 精度重視:測量や墨出しを丁寧に行い、ズレや歪みを防ぐ。
  • 天候に注意:雨や風が強い日は作業を控え、養生をしっかり。
  • 工程管理:順序やタイミングを守り、遅れや手抜きがないように。

6. まとめ

上棟や躯体工事は、建物の骨格を作る大事な工程。木造と鉄骨造では流れやポイントが少し違うけど、どちらも安全と精度が最優先です。足場の組立や屋根・壁の施工も、しっかり計画と管理をして進めることが、長く安心して住める家づくりの秘訣。

これから建築を考えている人も、現場の流れを知ることで、工事の進み具合やポイントが見えてきます。安全第一で、素敵な建物を完成させましょう!

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